けっきょく僕は僕なのです。

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  まぁ、そんなこんなな楽しい大学生活のおかけで、だいぶまともになってきたなーとか思ってたのに高校三年生後半からさらに思いっきりぶっ壊れた僕の破綻しかけてた人格はどうにかこうにか持ち直すことができまして。 そんで、 まさかもう一生かけても無かっただろうと思ってた恋の病に悩まされることとなりました。まる。 ……何なんだろうね実際。 両手に花とか聞こえはいいけど、それってようは修羅場じゃんと気付いてしまった二十歳の僕。夢も希望もねえ! こんなこと他人に相談するわけにもいかず。というか、遊成に相談したら見事につっぱねられたし。 自分自身で決めて前を向くべきなんだろうけど、優柔不断でどうしようもなくヘタレて不器用な僕はそれをなかなか決められず悶々と悩み続ける日々を送っているのである。 「なんて言いますか……他人が聞いたら間違いなくひーくんさんを殴り殺したくなりますよね。老若男女問わず皆でフルボッコに」 ……ええ? そんなに?  
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