勝手に舞台裏

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「はい、カーーット(■-■)」   その合図でカチンコが良い音を響かせた。   これで今日の収録が終わり、張り詰めていた空気が一気に和らぐ。   「お疲れさ~ん(■-■)」   この人は監督さん。現在収録しているのは、前途多難なエルアーク日記という作品。   私が記憶喪失な主人公になり、様々な本の世界を行き来する話。   私がすれ違いざまに声をかけようとしたら   「あ、アスカちゃんはまだ仕事あるからコッチ来て(■-■)」   と、言われた。返事はもちろん1つしかない。   「はい(・ω・;;)」
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