物語-葵side-

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  「会いたかった!!!!」   目を輝かせそぅ言う光を さっきよりもずっと強 い力で抱きしめる…   『行こうかッッ☆』 いつもよりテンションが上がる…笑     少し歩くと 目の前に俺ん家…   『ここ葵ん家-??!』   …光もテンション高い☆ 「そゃで☆上がれ-ッッ」   『おじゃましまぁす☆』       光はキョロキョロと周りを見ながら俺の後ろを付いて来ている   (まぢ可愛いから…)   …また口にはできない言葉☆笑     それから俺の部屋に来て 俺達はまたたわいもない会話…     『やんな-☆』 「な-ッッ」   「『…………』」   部屋に沈黙が響き渡る   ふいに光と目が合った。   …絡み合う2人の視線 気付けば俺は…   光に唇を重ねていた。   光は顔を赤らめ恥ずかしがる… そんな顔がたまらなく可愛い…   光がそんな可愛い事をするから俺の我慢は…   限界…。     「も-無理」 『…え?』   そのまま俺達は身体を重ねた。   とにかく幸せで… 俺の気持ちの中は 光でいっぱいだった       それから、またもやたわいもない会話。       『…帰らなァカン…』 光は悲しそうに呟いた。 「そか…門限あるて言うてたな…」 『うん…』 「んぢゃ!駅まで送るし☆」 『うん☆』       駅までの帰り道… 俺達はあまり喋れなかった (離れたくない…)   そればっかり…     とうとう駅に着いた…     改札口の前… 「えっ…ちょっ?!!」 いきなり涙を流す光… 『離れたないよぉ…』 小さな声で訴えた願いは 今の俺達には大きかった   「またすぐ会えるて☆」 光を安心させようと柔らかく微笑みながら言った   『なんかっ…       このまま会えへんくなる気がしてっ…』   光が言ったその言葉を… 俺は可愛く思っていた (寂しいねんな…☆)   この後 起こる悲劇の事なんか これっぽっちも知らなかったから…   光は目を赤くしながらも笑ってホームに向かった   (35分やからぁ… もぅすぐ出るなぁ) 時計を見ながら呟いた   俺は俺なりに 光が乗った電車を見送った☆笑   一安心して家に向かおうとしてた
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