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自転車をこいでいると、後ろから大声が聞こえた。
「オーッス!!氷河ぁ!!今日も元気してっかぁ〰!?」
と後ろから赤髪をちらつかせ自転車を飛ばしてくるのは大地の親友 火向 玄士(ひむかい げんじ)だ。ややせっかちな所もあるが、それ故に迅速な行動力の持ち主でもある。彼も大地と同じ高校3年生だ。
「玄士は相変わらず朝からテンション高いなぁ」
「そーいうお前は朝からテンション低いなぁ!!」
「それはいつもの事だろ」
「まぁな!!」
他愛のない話をしながら自転車を進めていると、前方には黒髪のツンツン頭の少年がだらだらと自転車をこいでいる。
「おっ!あれはっ!!」
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