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「奥さんが連帯保証人で借入されているので、事業の入り用か家庭の入り用でのご契約かと思われますが、それなら奥さんの方でも興味を持って管理をするとか、そのような事をするべきですよ。形だけの連絡保証人では無いですから」
『いちいちウルサいなぁ!払えないものは、払えないって言ってるでしょ!!』
こいつ、脳ミソにウジでも涌いてるか?
まったくもって、マトモな話しが通じない
目の前で落ち着きないイライラアピールをしてる始末だ
「奥さん、私も会社に報告しなきゃないのでご協力頂きたいんですが、お仕事の入金予定は無いんですか?」
『再来月まで無い』
ぶっきらぼうぼうに吐き捨てる
再来月かぁ・・・
それでイライラ来てんのか?だとしたら、家計を預かる身としては仕方ないな
「そうなんですね。ただ、再来月ってのはウチも待てないんで、お身内の方か誰か助けてもらえませんか?額でいうと6000円あれば間に合うんですが」
近くに妻の実家があるはずだ
『無理です』
「奥様、近くにご実家がありましたよね?そちらとかは難しいですか?」
『そんな事まで調べてるんですか!!』
いやいや、申込時に聞いた事だから
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