盛者必衰、諸行無常

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「あ、奥様でいらっしゃいますか?申し遅れました。私G社の人工舎と申しますが、ご返済の件でお邪魔いたしました」 『はぁ』 はぁ、じゃねぇよブサイク。顔もブサイクで心までブサイクか?まとも人間なら『わざわざすみません』位あってもいいだろう。と、心の中で呟いてみる 「あのぉ、奥様はウチの契約について連帯保証人になられてますよね」 『そうでした?』 「はい、連帯保証人です。ご存知だと思いますが当然に奥様にも支払義務が発生しています」 『私が払える訳無いじゃないですか!』 俺がこの仕事をしていてムカつくのは、このように、自分の義務を棚に上げ逆切れ、責任転嫁する人間に出会った時だ 人に金を借りて当時は助かったろうに、何故このような態度を取れるのだろうか 「奥さん、払えないって突然、一方的におっしゃられても、ハイそうですかって訳にはいきませんよ。緑さん方が連絡されないからこうやって来ざるをえなくなったんですよ。何故、連絡すら頂けなかったんですか?」 『私は知りません』 頭をボリボリ掻いて、面倒臭そうにしている こんな残高とクソ女に腹を立てても仕方無いが、それにしても酷い悪態とふて腐れっツラだ
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