もう一人の彼女(世の中、知りたくない現実は誰にでも訪れる。)

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するとつーちゃんは僕を信じたのか、つーちゃん自ら撫でやすい位置に頭を下げてくれた。 つ「うん。ありがとう・・・いーちゃん。////」 つーちゃんは怯えていたが撫でられたことが嬉しかったのか、頬をピンク色にし、照れていた。 僕(なんてかわいらしい照れ顔////) 多分今、自分の顔を鏡でみたらニヨニヨしているだろう。 しかし、もしもこの場面がアニメならホワーンな感じのBGMが流れるはずなのに残念ながら僕等のBGMは僕の大声によって起こされた犬達の遠吠えになっていたことがむなしかった。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ つ「い、いーちゃんは私のこと好き?」 僕(おいおい、いきなりラブシーン突入ですか、てか、いきなりすぎる。つーちゃんちゃん周りを見て!周りを!) ~今の状況~ 場所、つーちゃんの家。 人物、僕、つーちゃん、家の中に居ると思うつーちゃんのおばあちゃん。 位置、玄関 状態、網戸が張ってある 玄関の前で「い、いーちゃんは私のこと好き?」と言われた。 最高しぎてやばい状態ですよ。 僕(ちょっとー!! 網戸でつつぬけだよつーちゃん!中に居るおばあちゃんにつつぬけ!!! はっ!まさか、つーちゃんのおばあちゃんはお耳が遠いからこんな聞こえる声・・・) お「あらあら。青春だね~。」 僕(・・・・・おばあちゃーーーーーん!!!) 網戸ごしからにこやかな笑みをしていたおばあちゃんが温かい目でこちらを見ていた。 つ「えっ!あろあろ@$¥〆℃§£※〒∇∃⊂⇒‡~/////」 僕(ちょっ!つーちゃん。あろあろの後何語?! 照れるのは嬉しいけど。???アっちの世界に戻って来て~この状況作ったご本人さーん!!!!!) 今の僕もつーちゃんと同様、顔を赤らめ、心の中ではやたらと突っ込んでいた。
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