前編①

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・・・・・・・・・ ご対面当日 「まだカメ来てないみたい。ちょっと早く来すぎちゃったかな」 親友の恋人に紹介されるってことで、待ち合わせ場所は都内のレストラン。 相手はまだ来てないみたいなので、先に中まで通してもらって席についた。 (この俺様を待たせるなんて…ピィの恋人じゃなかったら潰してやる) つーかやたら周りの目がうざったい。 そりゃこんな男前がいちゃ気にせずにはいられないだろーけど! 「…あ、カメ!」 ついに来たか。ピィをおとしたホモ野郎。あだ名が亀とかどんだけ? さーて、どんな面してんだか… ピィの視線を追って、俺もその方向へ振り向いた。 レストランのウェイターにエスコートされてやってきたそいつは… (…う?) 蜂蜜色のストレートな髪。 「ピィちゃん!」 華奢な体に、猫顔の幼い笑顔。 「大丈夫?迷わないで来れた?」 「俺は小学生かよっ余裕だっつの!」 チラッと俺と目が合うと控えめに「亀」は微笑んだ。 (………やべっ、ど真ん中!) ・
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