前編①

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「で、こっちが俺の恋人の亀梨和也。」 「…あ、亀梨です。ピィからよく話聞いてます。よろしく」 ペコッと頭を下げられる。 ふーん、割と礼儀のなってる人間じゃん。ま、ピィの選んだ奴だし当然か。 すると、また亀梨と目がバッチリ合い、更には顔を覗き込まれる。 「な!ななななななんだよッ!」 ちょ、こいつ俺に惚れた?絶対惚れたよな?初対面だぞ? ピィがいるってのになんでこんなに見つめてくるんだよ!俺が男前なのはわかるけど少しは隠せよ! 「…あのー、どっかで会ったことありませんでしたっけ?」 「っな!」 デタ──────!!お約束の口説き文句! 確に男にしちゃ可愛いむしろど真ん中だけどやばいって!俺親友の恋人には手出したくないし! 「カメ、初対面じゃなかったの?」 「うーん…どっかで見たことあるよーな顔なんだよなー…」 (女に限らず男までも魅了させちゃう俺ってどんだけ?いや、断じて俺が悪いんじゃない。) そんなわけで。 自己紹介もすんだところで、さっそく俺達は食事にありつくことにした。 ・
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