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「カメ、恋人の親友にモーションかけたの?」 「はいぃぃぃ?ちがっ!なに言って!!」 なんか滝沢君勘違いしてるし!! 「だって彼に連絡先渡したんだろ?」 「名刺です名刺!!大人のマナーとして俺は…!」 「ふーん…」 ちょ、赤西の奴!!変な噂がたったらどーしてくれんだよ! 自己紹介でウケ狙いもいいけど、ネタ選べっつの! 「友達ですから!!!!」 ニヤニヤ笑みを浮かべて面白がって集まってくる同僚たちに一喝して、俺はよろよろとデスクに座り込んだのだった。 ・・・・・・・・・ ~その頃の山下さん~ 「とっ!友達からでいいんですっっ!!!」 「……ありがとう。でも、ごめんね。」 りんご病のように真っ赤に顔を染めた女の子の告白を、相変わらずのキラキラスマイルで丁重に断る山下智久。 女の子が涙を浮かべて去っていくと、ドリンク台のカウンターに頬杖をついて甘美な溜息を一つ。 「仁の奴、今日から新しいバイト始めるって言ってたけど、大丈夫かなぁ…」 そんな山下の悩ましげな姿を(仕事中である)を、大量の女性客がうっとりと見つめていたのであった。(IN・レストラン) ・
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