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「てーかさ、俺仕事しに来てるんだよ」
「うん?(…そのチャラい格好でか)」
「だから困んの。公私の区別はちゃんとつけてもらわねーと」
「うん…?」
「それに俺、親友を裏切るなんてできねぇ。ピィの悲しむ顔なんて見たくねーんだよ」
「は………?」
「だからそこんとこよろしくってことで。じゃ、そんだけだから!」
「え?!ちょっと…!」
そして俺は足早にその場を後にした。
フッ、俺はガツンと言ったぜ!泣いちゃってるかもしれねーけどまぁこれが俺のケジメってやつね!
モテるっつーのも案外きついなー。ま!これもいい男の条件か!
軽い足取りで赤西は職場へと戻って行った。
一方、空き部屋に1人残された亀梨は、
「…だから何なんだろう…?」
全く理解できずに、呆然と赤西の出て行ったドアを見つめることしかできないでいたのだった。
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