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(あー…気まずいなー)
だって部屋に2人きりだぜ?昨日の今日で何を語るわけ?
リビングにはちょこん、と床に座ったミクロな亀梨がいる。奴もなんかソワソワしてるし。
「あの……、ピィ遅いね…」
俺と亀梨の距離は僅か1m!
「あ、あー…、コンビニ近ぇからもう戻るはずだけど…」
「そ、そっか…」
ホント遅ぇーな…、まさか今日は俺の誕生日だからってコンビニ行くふりしてサプライズな事用意してんじゃねーだろーな…、コンビニのカップケーキでいいって言ったのにピィのヤツめ!
こんな時にかぎって俺のハッピーバースデーだなんて本当俺って罪な男…。
………って待てよ?
まさかこいつ、この特別な日を知ってて来たんじゃね?!しかもピィが出かけてるの見計らって!だってよ、こんなタイミング良く家に来るか?!
家に来るのもきっと俺と会ってから初めて来たっぽいし…。どどどうしよ…やっぱ俺狙い…?!
亀梨の様子が気になって、ゆっくりと振り返れば、
(えっ?!!)
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