富士研究学園都市

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「講義は、ここまでかな。今日は、志々雄君の歓迎を込めて2対1の変則マッチを行います」 洋子の発言に生徒がどよめいた。 「変則マッチって、何?」 意味の分からない青龍は、意味を香澄に聞いた。 「名の通り2対1で行う模擬戦の事よ。制限時間は20分だから頑張って」 香澄は、気合い入れの為に青龍の肩をポンと叩いた。 「対戦相手は、君達2人ね」 洋子が決めた模擬戦の相手は、部屋の同居人である恵と猫神 新(ネコガミ シン)の2人だった。 3人は、フィールドに降りると挨拶を行う、挨拶を終えるとデバイスとバリアジャケットを生成させる。 青龍のデバイスは、3尺5寸(約107㎝)の日本刀型でバリアジャケットは侍を思わせる着物。 恵のデバイスである『イシキリ』は青龍同様、日本刀型だが長さは5尺(約152㎝)もある、バリアジャケットは、女性ながら侍を思わせる着物。 新のデバイスである『アイギス』はグローブ型及びブーツ型で、バリアジャケットはグレーのロングコートに長ズボン。
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