プロローグ

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両断されたファイヤーウルフは霧の様になって消えてしまった。 「流石だな青龍。一般魔導師でも苦戦するモンスターを簡単に倒すとは」 清十郎が褒めながら近付いて来る。 「ありがとうございます」 青龍の返事は意外と素っ気ないものだった。 清十郎はやれやれと言った表情を見せ、青龍に手紙を渡す。 その手紙は、実家からのもので内容は『日本に帰って来い』だった。 「早いですね……もう、3年経つとは……」 「そうだな……」 2人は、懐かしむ様に呟いた。 そして、2人は日本に帰国し青龍の実家に向かった。
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