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…もめてるな。
亜由美はここに残って悪魔を倒すと言ってる。
海は危険だから異世界へ行って態勢を立て直すと言ってる。
…そろそろかな。
亜由美
「春斗!あんたはどっち!?」
海
「てめえの世界に帰れるんだぞ!?もちろん俺の意見に賛成だろ!?」
…やっぱりな。
二択問題か。
どうする?
ここに残ったら…また捕まるよな。
帰ったとしても追っ手が来るのでは…?
う~ん。
海
「姫さんよ!早く異世界への道を案内しろよ!」
春斗
「ん?海さんは異世界の入口がどこにあるのか知らないの?」
海
「あ?…ああ。知らねえよ。王族の人間しか知らねえんだよ」
…そうだったのか。
…じゃあ悪魔ってヤツが異世界にまで追ってくることはないんだ。
それなら…
春斗
「一度、私の世界に戻ろう」
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