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二人はその場に座り話していた。俺は思わず大きな欠伸をしてしまった。だって、今日授業中あまり寝てないんだもん。
「優太さんは何故…私とパートナーを組む事にしたんですか?」
「……え~と、失礼になっちゃうけど……処女だとヤりやすいんだよ…」
俺は半分ほど嘘をついている。隣を見ると、姫子は頬を赤く染めて俯いていた。意味ぐらいは知っていたらしい。
「…で先生に言われたんだけど、次の授業までに自我撮りしてこいって。…でどうする?」
「私は優太さんに任せます」
「じゃあ、今日家に来なよ。迷惑にならないし、逆に嬉しいよ。そろそろ授業に戻ろうか……」
「ありがとうございます」
二人は立ち上がり、服の埃を払い落として、教室に帰った。
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