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オレの声にクラスは大爆笑。先生も途方にくれている。野田がオレの髪の毛を引っ張りながら
『山下ぁ~!!んでコイツの髪の毛赤いのに注意しね~んだ!』
と言った。オレは余りにも痛かったのでつい
『イタッ』
と声を出してしまった。
『痛いだぁ??』
野田の声がまた猫撫で声になった。マズイ…そんなこと思っている時に、重い一撃がみぞおちに入った。
『グブゥ…』
取り巻きが笑う。先生と言えば見ないふり…一人で黒板と会話しながら授業をしている。周りの奴らも何も見えないかのように、ノートをとっている。
パンチを決めて満足した野田とその取り巻きは席についた。そうして長い50分が終わった。
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