エピソード1

2/2
103人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
レオ「俺が偵察に出よう、ダニー。真っ直ぐ進んでついて来い」   ダニエル「真っ直ぐ進んで…ついて行く…」   レオ「そうだ、ダニー。言うことを聞くんだぞ、俺がここから出してやる」   レオ「この変人どもに気づかれるな」   レオ「影の中に入れ。暗闇の中なら、奴らはお前が見えない」   レオ「あの注射器が必要だろう」   レオ「あの男はお前の自由の狭間にいるんだ、あいつを始末しろ」   ダニエル「私は誰も傷つけたくない!」   レオ「見つかればお前が殺される。分かったな?始末しろ!」   ダニエル「でも、彼は看護師だ…手を貸してくれるよ」   ダニエル「こんなこと狂ってる!」  レオ「殺せ!さあ…」   ダニエル「殺してしまった…吐き気がする…」   レオ「あの精神異常者を倒すんだ、ダニー」   ダニエル「何?そんな…無理だ!」   レオ「自分を守れ」   レオ「奴は倒れた立ち上がらせるなよ」   レオ「よくやった、ダニー。では応急キットを探して処置をしろ」   レオ「そして、注射器を入手するんだ」   レオ「影に隠れろ。奴らは卑劣だぞ、覚えるな?」   レオ「あいつが生き残れば、俺達は死ぬ」   レオ「俺があんたなら、焦らずやるぜ」   レオ「あのトラックが脱出のチケットだ」   レオ「奴らに見られた。あんたはトラックに乗る前にあの看護師を始末するんだ」   レオ「証拠を残すな。死体を影に隠せ」
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!