1・鈴音

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…あれ? アタシ…どうしちゃったの? 鈴音はゆっくりと目を開いた。 視界に飛び込んだのは 木でできた天井 しかも古い 鈴「…ぇ?」 鈴音は体を起こそうとしたが ヒドく頭が痛む。 鈴「…ぃった…」 鈴音は頭を片手で抱えながら 自分の鞄が握られているはずのもう片っぽの手に視線を移す。 !? 鈴「…な…に…これ」 鈴音の手には鞄ではなく 黒く重々しい銃と手紙があった。 鈴音は状況を掴めず立ち上がった。 鈴「…ここ…どこ?」 周りを見渡すと 古い壁や天井 ボロボロの机と椅子 ホコリをかぶった黒板 鈴「学校…?」 鈴音はゆっくりと回転した。 そして黒板に書いてある字に気付いた。
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