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8月 太陽が照りついて痛いぐらい暑い 蝉も負けないくらいうるさく鳴いている [早く学校に行きたい] と気持ちを過ぎらせて 汗をかきながら自転車をこぐ少女の名は 浅倉鈴音 県内の清鈴高校に通う17歳だ。 [早く学校に…] こんな気持ちを過ぎらせるのは 学校の教室にはクーラーが整備されているからだ しかも夏期講習の時はもうこれでもかというぐらい涼しくしている。 汗だくになって学校に着いた 駐輪場にはすでに何台か自転車が止めてある。 自転車にカギをかけ 素早く学校へと入った 靴を替えて校内へと入り 鞄の中にあったタオルで特徴的な茶色の髪をかきあげ汗を拭いた。 三階にある自分の教室に向かう そこの道のりがまためんどくさい そしてとうとう三階に着いた 鈴音は勢い良く戸を開いた。
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