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開けた瞬間
涼しく冷たい風が体を通り抜けた。
まさに天国みたいだった。
鈴「はぁ~気持ちぃ~」
鈴音が戸の前に立ち尽くしていると
後ろからどすどすと図太い足音が聞こえた
「あー邪魔邪魔!あっちいんだよ!」
ツンツンの黒髪に焼けた肌
如何にもスポーツマンみたいな男子
鈴「うるさいねぇ、まったく」
「なーにが(まったく)だよ。
お前がそこにいたら邪魔なんだよ!!早く入れろ」
と鈴音を押し切り教室に入ったのは
桜坂龍平
鈴音の幼なじみの同級生だ。
いつもかついでくる真っ赤なエナメル
またそれも暑苦しい
鈴「そのエナメル暑苦しい!!
もっと違う色にしてよ」
龍「うっせぇな~気に入ってんだからいいだろ!?
しかもこれ以外とかねぇし」
鈴「嘘つき!!
この前スクバ持ってたじゃん!!」
龍「あー知らん知らん」
この2人
なかなか仲がいい
付き合っているとよく勘違いされるが付き合ってはいない
あくまで幼なじみで仲がいいらしいのだ。
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