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帰れないって・・・夢じゃないってどうゆうこと!?
??「ここは本の世界。そして君は選ばれた」
!?
そっか私の心はお見とうしなんだっけ
あ「選ばれたって?」
??「この世界の主人公にさ」
あ「え?どうゆうこと??」
意味も解らずただ淡々と話を進める彼の後を着いていくことしかできずにいた
??「アリス・・・僕らは君を求めてる」
あ「求めてるって・・・キャアアアッ!!!」
いきなり腕を掴まれたかと思ったら首筋に刃物の様なものが当たっていた
目の前にはさっきと変わらずイケメンさん・・・
ってことは、後ろにいる人誰なの!?
??「ほらね。アリスを求めて変なのが集まってきた」
あ「助け...て...」
声にならない声ってこのことを言うんだ・・・
彼に声が届いてるかは分からないけど、相変わらず私に背を向けたまま、やれやれって感じで首を横にふっている
あ「助けて・・・っ」
首筋の刃物の様なものはするりと今にも滑らしそうで、私は恐怖とパニックで気を失いそうになる
??「そいつは僕の獲物だよ?」
???「!?」
たった一言口にしただけなのに、首筋の刃物の様なものは離れ振り返っても誰も居なかった
あ「ありがとう・・・」
??「気をつけてね。この世界じゃ君は絶好の獲物だから」
あ「え...獲物って・・・。ところで貴方いったい誰?」
??「僕はアリスの猫さ」
あ「アリスの猫って・・・チェシャ猫?」
猫「チェシャ猫?それを僕の名前につけてくれるの?」
あ「違うんだ・・・じゃ貴方の名前はレオでどう?」
レオは私の飼っている猫の名前
ややこしくなりそうだけど
レオ「うん。アリスのおおせのままに」
立ち止まるとそう言ってそっと私の手の甲にキスをした
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