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私は思わず後退りをしてしまった
しかしお爺さんはそんなのお構い無しに私に近付いてくる
あ「あの...えっと...私になにか...?」
怖くて声は震えていただろう
足もガクガクしていて立って後退りするのが精一杯
気持ちばかりが逃げたいって焦るばかりで身体がいうことをきかない
由梨亜はその場に倒れ込んでしまっていた
???「あり..す」
声を振り絞るような...うめき声にも聞こえるような、そんな声で私の名前を呼んだ
あ「え...」
私を呼んだお爺さんの目には涙が溢れていて、必死に何かを伝えようとしてるような
そんな感じがした
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