不思議な本屋

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その瞬間お爺さんは パッと消えてしまった 力が抜けその場に座り込みしばらくの間頭が真っ白でなにが起きたのか把握出来ずにいた 由梨亜は相変わらず気を失っていて気付いたときにはすでに夜の8時をまわっていた 私は由梨亜を起こし帰ろうとした あ「由梨亜起きて!しっかり!!」 由「・・・・・」 由梨亜はビクともせず、ただその場に倒れている ふと由梨亜のことが心配になり救急車を呼ぼうとうと思ったけど... あ「ここ...どこ...?」 その時だった 由「ん...」 あ「由梨亜!?大丈夫!?」 由「ありす?私...どうしたんだっけ?」 あ「由梨亜...よかった...早く帰ろう!」 由「え...うん...」 ???「まあ待ちなさい」 突然声をかけられ再びさっきのお爺さんを思い出した あ「誰!?」 振り返ってみると、そこには綺麗な女の人が立っていた ???「あら、驚かせちゃってごめんね?怪しいものじゃないのよ」 あ「・・・・」 ???「貴方達をうちの店主が呼んでるの。ちょっときてくれるかしら?」 由「行かないよ!!ありす早く帰ろう!!」 あ「・・・・」 なぜかはわからなかったけど凄く行かなきゃいけない気持ちになった ???「貴方は嫌でも彼女は違うみたいね」 由「え...ありす!?まさか行く気じゃないよね!?」 あ「行きたい」 ???「いらっしゃい。案内するわ」 由「ダメだよありす!!」 あ「なんか...行きたいから。由梨亜は帰って良いよ」 由「ありす...?」 普段から1人で行動するのは苦手だったのに、その時だけは不思議と平気だった 由「ありすを1人になんか出来ないよ!!」 あ「由梨亜...」 ???「決まりね。2人ともついていらっしゃい」 そう言って私達を案内してくれた
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