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……これは何だ……?
今、僕の前には黄色に白いラインという塗装をされ、両の肩には全長六、七メートルはありそうな銀色のレーザー砲を付け、右足の膝から失くなっている人型の金属の塊が……
ロボットが……
……目に映る。
それの遥か上空からは、急降下する隼のように迫って来る別の人型の金属の塊が渇いた血のようなどす黒い赤の剣を振り上げている。
攻撃……なのか?
何だ……?
……この感じ……
僕はなぜか信じられないほど焦っている。
僕にもなぜかわからない。
意味が分からない。
あれは何だ?
見たこともない……
僕は無意識の内に何から身を乗り出していた。
風が僕の横を突き抜けて行き、僕はフラフラとバランスを崩す。
それのせいで、下を見たとき、僕はゴマのような、ちーさな車などを見た。
あぁ、僕は空にいるんだ。
そして、ギュンッ!! という金属どうしが擦れる音を聞いた。
僕はまた無意識の内にその方向を見ていた。
『─────!!』
あれっ? 僕、自分が何叫んだのかわかんない。
ただ、一人の女の子が切られたロボットのコックピットに見えた気がした。
───────
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