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「カラオケじゃ駄目かな?」
ちょっと苦笑い気味で聞き返した。チラッと彼女を見ると不服そうに眉をひそめた。きゅっと唇を尖らせた。うはっ可愛ゆい。
「だめっ、私飲み屋がいい。お酒飲むと甘えんぼになっちゃうけどね」
う~、しかたない。コレは本命かも知れん。行くか。
というワケで、飲み屋に。
「あはは。私たち気が合うね。このお店、お食事おいしいし雰囲気もいいし、またこよ」
けっこう高かった。しかも店を出たらお別れ。頭をよぎる閃光。まさか俺と同じ策略、同業者……。
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