てんやわんや(ノ><)ノ

4/7
前へ
/48ページ
次へ
仕事もなんとか定時内に終わらせられる 安心したのもつかの間だった 私はある日部長に呼ばれた 内容は今退職金をもらって会社をやめるか、特別課なる場所に異動するかどちらかを選べと言う事だった 『俺は正直どっちもなっとくいかないね』 意外な言葉に私はびっくりした 『正社員のお前がクビ切られるなんておかしいだろ?俺達の部署はそんな人間出さないために、残業もしないで、仕事してきたわけだし…どうする酒井』 『特別課って…何も仕事ないとこですよね…でもお給料はもらえるんですよね?だったらそこでも私我慢します。私借金あるから、辞めるわけにいかないんです…』 『借金?』 『恥ずかしい話しですけど、半年前結婚詐欺にあったんですよ…自分の貯金全部とローン会社で借りた100万円もってかれちゃいました… だから…辛くても会社にはいなきゃなんないんです。その場しのぎの退職金じゃダメなんです』 『お前…この会社の給料だけでやってけるか?』 『仕事終わったらタコ焼き焼いてます。変装して。部屋もマンションからアパートに引越しました…毎晩あまりもののタコ焼きいただいてきます。あ、これはご内密に』 『呆れたな…お前いっつも昼はおにぎり一個と野菜ジュースじゃないか、で夜はタコ焼きか!しまいに倒れるぞ』 『あと半年、半年頑張ればローン終わるんです。だからお願いします、働かせてください』 私は深く頭を下げた
/48ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1293人が本棚に入れています
本棚に追加