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『何やってんだ!資料の中身2ページぬけてるぞ!酒井、やる気あんのか!』
中村部長は不動明王の如く顔をゆがめて、私に1時間説教した…
周りはびっくりだ。あの穏やかな…仏のような顔の部長を私は怒らせたのだ…私は半泣きで資料を作り直した…
『やればできるのに、こんなミスする奴はこれから俺が許さんからな!』
ボロがでたのは部長である。とんだ鬼部長だ
『ちょっと…響子あんたのせいでとばっちりじゃん』と同僚の愛がぼやいた
『どっちみち誰かが餌食になるんだからぁ…みんな1番目が私でよかったって思ってるのにさ』
『にしても…すごい部長きたよね…きっと残業させられそう』
『しかも奉仕なんかだったら最悪…』
『ほんと、ほんと。なるべく仕事は早くするべきだわね。亀の響子ちゃん、頑張れヨ(笑)』
まったく愛ったら笑い事じゃないよ…ただで残業なんてとんでもない
とにかく仕事集中しよう…不動明王はもうたくさんだ
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