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『ユキ?何処に行くの?』
『いいからついてきて!!着いてからのお楽しみだから!!』
俺はアユミの目を手で覆い連れて行っていた。
しばらく経ってから俺はアユミに話し掛けていたんだ。
『アユミ!!目、開けていいよ!!』
俺がそう言うとアユミはゆっくり目を開いた。
『うわ~!!凄くキレイ!!ユキ?ここ何処なの?』
『レストランの最上階だよ!!アユミに見せたくて連れてきたんだ』
『凄く嬉しい!!ここでご飯食べるの?レストランだよ!!』
アユミは予想以上に喜んでくれている。
『大丈夫!!実はお食事券があるんだな!!兄貴にお願いして貰ったんよ!!』
俺は兄貴に無理言ってレストランのお食事券を貰っていたんだ。
『ほんとにいいの?すっごく嬉しい!!ユキ、だ~い好き!!』
『いいんだって!!アユミの喜ぶ顔が見れて、俺も嬉しいよ!!さ~食べよっ!!』
俺はそう言うとアユミをイスに座らせて料理がくるのを待っていた。
いつもマックばかり食べていたからか、レストランの料理は凄く高級品に感じていたんだ。
『旨かったね!!……アユミ、目を閉じて!!』
『え~!!また閉じるの~!!しょうがないな~!!』
アユミが目を閉じると俺はカバンの中から1つの箱を取り出しそっとアユミの前に置いていた。
『もういいよ』
『わぁ~、クリスマスプレゼント?開けてもいい?』
俺はアユミの問いかけにうんと縦に首を振った。
ガサガサガサ………
『可愛い!!ユキ、ありがとう!!』
『いいって!!そのタグの裏を見て!!』
俺がそう言うとアユミはネックレスのタグの裏を見てくれていた。
『えっ!?凄くない?ユキの名前が書いてあるよ!!』
タグにはこう書かれていた。
アユミへ ずっと好きだよ ユキより
『凄く嬉しい……私、幸せだよ!!』
アユミは突然泣き出してしまっていたんだ。
感動してくれていたんだろう。
俺はアユミの頭を撫でながらこう言ったんだ。
『俺はアユミの事、応援してるから。ずっと待ってるから頑張ってこいよな!!』
アユミは泣きながらも頑張って頷いてくれていた。
その後、俺とアユミはレストランを出て地元に帰り少し話をした後に家に帰っていったんだ。
俺はアユミに精一杯応援した。
もう考えない事をこの日、誓ったんだ。
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