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「貴方が何故ハッカーになったか調べました
あるハッカーに対する復讐ですよね?家族の仇をとる為の」
「っ!!
どうやってそれを…」
「簡単な事ですよ
貴方がハッカーだと分かれば後は経歴を調べるだけですし
悪い事は言いません
一人で追うのは辞めておいたほうが良い…山がでかすぎです
しかし黒猫に入れば話しは別です いずれ貴方の追う山を潰すチャンスが訪れます
しかも組織のバックアップを受けれますし」
確かにその方が効率が良いだろう。だが組織に入ればやりたくも無い仕事をして死ぬかも知れない…
いや、待て!
思い出すんだ私!
あの日誓ったはずだ。家族があのハッカーのせいで借金まみれになって自殺をはかった事を!そして私だけが生き残ってしまい復讐を誓ったあの日を…
この身が朽ち果てようとも、どんな手を使おうとも復讐を果たすと決めたはずだ!
私は今まで諦めていたのかも知れない…
だから奴に繋がる仕事を探すのでは無く、全く関係無い仕事をしてそれで手に入った金で満足してしまっていた…
だが今からでも復讐を果たすべきだ。チャンス舞い降りてきたのだから、私はこの黒猫と言う組織に入るべきだと思う…
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