第1話 不死身の男

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            朝の公園。   「ねぇ守 今日はどこ行く?」   「じゃあカラオケでも」   「えぇ先週も行ったし他がいいなぁ 例えば海とか」   カップルが話していると地面が不自然に膨れ上がり亀裂が入った。  「ねぇちょっと この地面いきなり膨らんだ」   「はっ なわけねぇだろ…」   その時、亀裂からなんと手が出てきたでわないか!   「手!? もしかしてこれ…」   更に次の瞬間、地面から人が飛び出てきた!   「「ゾ、ゾンビィィー」」   カップルは公園から慌てて出て行ってしまった。   「あぁかなり寝たな… ってもぉ午前11:00じゃん  寝坊したか」   時計を見ながら死んだはずの青年が言う。                       しっかし久しぶりにあの夢を見るとは… まったく目覚めが悪い   「おはようフジ 土の中で寝るとか相変わらずね」   20歳後半の女が俺に話しかけてくる。 今俺が最も消したいと思っているあの女が。   「サヤカてめぇ! 空のケース渡しやがって   てめぇのせいで仕事しくじったあげく殺られたじゃねぇか!」
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