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数日前。
パソコンの音が部屋の中に響く。
そしてパソコンを操作する女の姿が。
「よしっ!
これでこのデータベースは私のもの 後はここにある情報を依頼者の企業に渡せば300万ゲット♪
ホント便利な世の中♪
家に居てこんなに稼げるんだもん 最高でしょ!」
私は大宮 咲。
職業はハッカー。
これでも裏社会ではハッカー サキとして結構名前は売れている。そこらへんの同業者には負けるつもりはない。現に2030年代から対サイバーテロシステムがかなり発展し、ハッカーは年々減ってしまったらしいが、私は難攻不落と呼ばれたものを幾つも攻略しているのだ。
ピンポン―
呼鈴がなった。
宅配便か何かかな?
「はーい 今行きますっ」
玄関へと走りドアを開ける。待っていたのは宅配便の人とかではなく、いかにも怪しげな黒いスーツにサングラスをかけた身長が1.9m程の大男だった。 「あの… どなたですか?」
「こんにちわ私は黒井と申します よろしくお願いします
ハッカーのサキさん」
「っ?!」
私がハッカーだと何故ばれた?
今までばれる様なへまはやらないよう抜かりは無かったはずだ…
私はとっさにドアを閉めようとする。
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