13人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
「いよぅ!!」
と言う声が後方から聞こえる。
後ろを向くと、何処からともなく現れた茶髪―アイシアに比べたら色素が薄いが の少年が居た。
「皆揃ってるな。よし、行くか♪」
唐突に、そして高らかに言った長身の少年……
いや、好青年でも通る様なスラッとした体型に、カノンに勝るとも劣らない整った顔立ちをしている。
「今日も遅かったじゃん、ジャック。」
カノンは苦笑いしながら訊ねる。
「アイシアが起こしてくれなかったんだよー。」
「当たり前でしょっ!」
アイシアは呆れながらも反論。
カノンは呆れ果て、レイラは頭上に ? を浮かべ、首を傾げている。
.
最初のコメントを投稿しよう!