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扉を開け、赤い絨毯が敷いてある廊下に出る。
「おはようございます。」
と頭を下げながら挨拶する使用人達に
「おはよう。」
と微笑しながら挨拶を返す。
そんなやり取りを20人程としたと思う。
やっと食堂に到着した。
―ギィィィイッ
食堂の扉の前に立ったのと同時に、食堂内に居た執事2人が扉を開ける。
食堂の入り口に立ち、長テーブルに着いているフレイム国の王である父、ユリウスに向かい、
「おはようございます、父上。」
言い終わると同時に、お辞儀をする。
それを見た父は満足げに、
「うむ。」
と返事をした。
そしてカノンは、長テーブルに着いている妹に
「おはよう、レイラ。」
と声を掛ける。
レイラは、
「お兄ちゃん…おはよ。」
とにこっと笑いながら挨拶を返してくれる。
カノンが席に着いたのを見ると、シェフが朝食のメニューを説明を始める。
「本日の朝食は、………」
と同時に3人は食事を取り始める。
シェフが説明を終えると、ユリウスの秘書官が今日の予定を説明する。
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