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すると幸村が何かを思い出したのか、クスっと笑った。
「そういえば、初めて准と会った時もこんな青空だったな。」
空を見上げならが、幸村が呟いた。
「そうだっけ?」
よく覚えてないのか、首を傾げて眉間に皺を寄せるけど、全然思い出せない。
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[幸村視線]
江戸時代から人体研究のせいか、不死になり"死ぬ"事が出来ない俺は、月日が流れる事すら忘れ、いつしか100年以上の年月が流れた。
そんなある日の事。
俺が屋上で空を見上げていると、授業をサボる為に屋上に来た准に偶然出会った。
だがその時は准の事など知らず、ただ隣に座っているだけで、最初は話も全くしないですれ違う日々が続いた。
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