ブルーバードの翼

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そんな寂れた空間に、少しだけ光があった。 一言で言ってしまえば、 可愛い女の子発見しました隊長(露出グラビアを寄越した友人)。 彼女は白い膝を揃えてベンチに腰掛けていた。 薄い水色のワンピースがとてもよく似合う、大人しそうな少女。 誰かを待っているのだろうか。 落ち着かず、不安そうな様子で病棟をちらちらと見ていた。 忙しなく動く彼女の視界に、俺が入った。 真っ黒な大きな目と俺の目があった。 彼女は俺の顔を見て何を思ったのか、 困惑した表情で会釈をしてみせた。 こんにちは、と唇が動いた。
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