昔みたいに…

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「…眠れなかった」 まぶたが重い… 昨日のあの匠ってヤツが気になって全然眠れなかった… 朝食は適当なパン。昼も大体適当だろう… いつも通り制服を着てバックに花の鞄もつめて家を出た なんか…学校に行きたくなかった… 昨日の花との出来事でちょっと距離感を感じるのと、あの電話してきた匠というヤツ… 嫌な感じで朝を迎えた 下駄箱で靴を履き変えて教室に入る 花は…いた… いつも仲のいい佐藤や中嶋と一緒に喋ってるみたいだ 「おっす」 「おおっ蝶!なにっ…!?テンション低ッ…」 健治は俺のおっすを聞いただけで俺の心情が分かるという優れた逸材である。 「いや、いろいろあってな…なんか眠れなかった」 バックを机に置き席に座る 「ふ~ん…昨日ちゃんとシコって来たのかよ」 「うるせ…俺は毎週月曜と金曜だ。」 「はぁ?おまっ少なっ!俺毎日2回ですけどっ!17時と24時…」 朝っぱらから男子の会話で始まりホームルームが始まった こんな会話してるとシャイな女子は聞いてないフリするし、面白い女子は突っ掛かって来る… 花はどうなのかな… まぁ…幸い席結構離れてるから聞こえないよね? まぁ思春期だから当たり前の事だけど、花にはそんな行為をいつの間にかしている俺を知ってほしくないっていうか… 花って…そーゆー事分かってるのかな? でも、やっぱり…恥ずかしい
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