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蒼希 蝶
俺の名前
珍しいなんて事は分かってる。よくチョウチョなんて言われていじられる対象になる事もあった
赤希 花
俺の幼なじみ。
家がお隣りさんで物心ついた頃からずっと一緒。俺の部屋の窓と花の部屋の窓は隣合わせだからいつでも行ける。3秒かからない
仲良し…だった?
今は…?
どうだろうか…
幼稚園の時はバスが来るまでお互いの部屋で遊んだり、帰りも手を繋いで帰ってた
小学校高学年になってクラスが変わり、学校内での交流は次第に無くなっていった。
帰り道も一緒だけどお互い違う友達と帰っていた
中学生になる…
幼なじみの制服姿を始めて見た。親がしゃしゃり出てきてお互いの家の間で俺等二人の中学生姿の写真を撮る。
もう既にあまり喋らない仲になっていた。
登校中に姿が見えると
「おぉ」
「おはよう」
で会話は終わり、どちらかが歩くスピードを上げて先に学校に着く。
高校生になる…
義務教育終わっても同じ高校だった。花は頭が良いのに近いからという理由で俺と同じ近場の学校にしたらしい。
もちろん母に聞いた、因みに高校生姿の写真は取ったが何故か二人とも目線はカメラから反れていた
そんな関係。
中学生等へんから花は女の子っぽい体つきになってきて、俺も花もお互いに名前も呼び合わなくなっていった…
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