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「あれ?ばれたかしら」
「アホかアンタは」
母さん+花母さんを我が家の玄関にて発見
呆れ顔の俺とニヤニヤ笑う母さん。何をしていたのかは聞かずとも分かる
そう思うと自然に顔の温度が上昇していった
「……あらら、あんた顔赤いわよ。何してたの?やだわ母さん」
「赤くねーし!ふ、ふざけんなよ!」
そう反発すると余計に赤くなるって事を俺は良く知ってる
でも反発しないと妙な感じになる事も知ってる
「何してたの?やだわ母さん」
「二回聞くな!うっせーな」
何がやだわ母さんだよ、何がやなんだよ!なんか古い!
母さん達を連れて階段を降りると下に居た花と合流
「……ぁ、いたよ」
「……うん」
「……」
おぉ……
な、なんか気まずっ!さっきまで若干イチャついてたの見られてたかも知れないと思うとなんか気まずっ!気使うっ!あぁ、胸痛っ!何かきつっ!
その時背中に嫌な視線を感じた
「……」
これは見てるっ!
確実に母さんが俺にガンつけてやがる!何?怖っ!どんな反応期待してんだよ!
「二人とも静かね~!何かさっきまでこの辺りが騒がしかった気がしたんだけど、ね?花ママ」
母さんが花母さんの肩を叩いた
「……恥ずかしいんだよね?二人とも」
「いや……あの」
「お母さん、ぁの、違っくて……」
そう言われた方が恥ずかしいに決まってるじゃないですかァァ!
止めてよ、そのフォローになってないフォロー!
「大丈夫よ、そういうのはお母さん達もやってきた事なんだから」
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