昔みたいに…

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ちょこちょこと駆け寄る花がかわいかった… なんかもう頭の痛みなんてどうでも良くなっていた なんで…上手く話せないんだ…と悔しくもあった… 「大丈夫…?」 「あ、うん」 花が手を差し延べそうな雰囲気…、が俺は直ぐに立ち上がり廊下に出た 「じゃ!よろしく~ゆっくり行って来ていいから!寧ろサボってくれば~!?」 「サボらないよ!」 花はちょい強めに健治に言ってから俺の後に続いた 超楽観的野郎。だけどそれが健治のいい所でもあるんだよね しばらく廊下を歩く 俺が前 少し離れて花が後ろを歩く 後ろを振り返ってないから分からないけど足音からして3メートルくらい離れているのが分かる。 「……」 「……」 うーん… なんか話す…べき…か…な? いや、だが今他のクラスは授業中じゃないか!こんな時におしゃべりとはっ!俺は不良か! こんな時だけ俺はいい子ぶり、自分を正当化していた つまりビビりだった
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