大人しい奴程怒らせると恐い者はない

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直樹はこの日は珍しく桜に監視されず蓮と一緒に休み時間を潰していた。 「珍しいね」 「何がだ?」 「直樹が監視されてないなんて」 蓮が首を傾げて言うが直樹も首を傾げていた。 「俺にもわからん。だが今日はサボれるぞ」 「じゃあ久々に屋上でサボろうか」 二人は屋上に向かった。 この後に起こる地獄を直樹はまだ知らない……
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