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しかし、レイシスが熱々だねと言った瞬間、黄金の剣が輝きを増して肩に担ぎ、構えたカノンがその身を持って教えようかと脅してレイシスに謝られた。
「カノン・マグナスって言葉に聞き覚えある?」
とエレノアが四英雄に関する逸話を聞いた。
「その質問には答えられない、恐らくミクトランでさえ知らない事だよ」
と話し、再び眠気がカノンを襲い始めた。
「眠れない、部屋に戻るか?」
とカノンが提案するとリリスに止められた。
「終わるまで学生寮へ戻る事は禁止されています、諦めて下さい」
とギネヴィアに止めを刺され、溜息を吐きながら他のチームが出ている試合を観戦する事にした。
丁度良く、生徒会それも会長チームと副会長チームが対戦する所であり、同じギルドメンバーである『白い悪魔』と『黒い戦神』が前衛を受け持っていた。
「アイリス先輩とギルバード先輩、私達の憧れパートナーがいますね」
とレイシアが解説した。
「運が悪いな、生徒会副会長チームヴェイグの相手になると本気で行かないと負けるぞ」
とカノンの説明でレイシスがリーダーを確認すると顔が青褪めた。
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