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「我等もギルド側に加勢するが、レイシスとレイシアを出来れば殺さないで欲しい」
「予測範囲内さ、クーデターを阻止する為に仲間を殺す必要は無いからね」
と2人に詳しく説明すると仕方無く納得せざるを得なかった。
「リリスちゃんには伝えてあるのかい?」
とブレイスが聞くとカノンは首を横に振った。
「未来予知で既に確認している、エレナを守るように話し合った」
とカノンは事実を答えて納得した3人は世間話をした後、見回りが訪れる前に転移した。
1時間後、50冊を読み終えたカノンはぐっすりと眠り始めて明日の表彰式とクーデターに備えた。
翌日、久し振りに遅く起きたカノンは1人朝食を食べに食堂へ向かい、医務室に戻ると支度を始めて集まった5人と合流し、闘技場へ向かった。
圧倒的な強さを見せたカノンとヴェイグに剣及び氷の紋章が描かれた徽章が授与され、5人も同様にエレナ自ら授与した。
「カノンチーム優勝おめでとう、そして生徒会会長チーム良い戦いを見せて貰いました、これからもお互いに技量を試す機会で披露して下さい」
「はい!」
と全員の声が重なって響き、歓声が上がると突然黒き槍がカノンへ向けて落下し、その場にいた全員が離れると爆発が起き、巨大な窪みが出来上がった。
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