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公園に着くと、何やら不穏な空気が漂っている。
まばらに、そして中途半端に設置されている遊具と遊具の間に、ポツンとある街灯。
そのすぐ下には、特攻服を着た小柄な人間と白い影。
立ち止まってしばらく様子を探る。
友人はそことは反対側、
つまり私のすぐ後ろにあるベンチにどっかりと座り込んで
スーパーの袋を広げ始めた。
小柄な人物の手のひらには、ソフトボール大のモヤ。
モヤが手のひらから離れ、宙に浮いたかと思えば、白い影はその中へ吸い込まれるようにして消えた。
食い入るように見つめて居ると、
小柄な人物と目が合った。
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