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『っ…』
また一発。
君は、割と挑発に乗りやすいよね。
大事なモノに関した時は、特に
自分の血を見るなんて
結構久しぶりだな。
口が切れたかもしれない。
口に広がった微かな鉄の味に
眉を潜めて僕はまた
「君が彼を想うなら
僕を殴れば良い。
殴って殴って、君が一瞬でも優しさを見せたなら
僕は彼を───…」
挑発してる途中に殴られた。
ねえ、骸?
何故君は泣いてるの?
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