午後3時

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「…すみませんでした」 骸は必ず最後にそう謝ってから、僕の返事も聞かずに応接室から出て行く。 僕もそれを引き止めたりなんてしない。 重い奴だと、思われたくなんかないから。 結局のところ僕には 中で出されたにも関わらず処理さえしてもらえなかったソレを、一人裸にYシャツを羽織った姿のまま掻き出す作業をして 行為の後の虚しさに浸ることしか許されない。 どうして どうしてこうなってしまったんだろう。 そんな事、何度考えたって 思い出すのは 去年の7月。 夏の蒸し暑い、雨の降る日だった。 確かその日も丁度、午後3時だったな _
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