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授業が始まるのは九時だ。まだまだ余裕がある。
通り道にある立派な工業高校の校舎についている時計は、八時三十分を指していた。
もう朝礼には間に合わないし、途中、コンビニで立ち読みでもしようかと思ったが、やめた。
恐らく、読み出したらとまらない。すると、一時間目にまで遅刻してしまう。それだけは避けたかった。
結局、俺は自転車のスピードを落とし、まったりと登校することにした。
一一一一一一一●一一一一一一一
学校に着いたのは九時五分前。
よし、グッドタイミングだ。
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