謎のメール

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授業はいつもノートしか取らない。テストでは最低限点数がとれればいい。 先生の話しなんて聞くだけ無駄だしな。結局テスト前に重要な問題をピックアップしたプリント配るんだから。 「なぁ、今日の昼休み一緒に弁当食おうぜ」 たらたらと内容も理解せずにノートをとっていると、前の席の男、二宮琢磨が話しかけてきた。 「琢磨、まさかお前も奈緒を狙ってんのか?」 「は?奈緒ちゃん?たしかにめちゃくちゃ可愛いけどな。つか、昼飯一緒に食うだけでなんでそーなるんだ」 「冗談だ。琢磨の好みは俺が一番よく知ってる。・・・・・残念ながらな」 「なんの好みだ?直斗は好きだぞ?」 「それ以上言わないでくれ……」
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