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・・・―
「俺の村の近くにも神殿があったが・・・魔女なんざ本当にいるんだかね・・・」
呆れたように青年は呟き、ゆっくり立ち上がる。
そこへ、向こうから青年を呼ぶ声が聞こえた。
「・・・ン・・・・・・ディンっ!!」
息を切らして1人の少年が走って来た。
ディンと呼ばれた青年は少年を見ると首を傾げ、
「何かあったのか?」
「・・・っ・・・はぁ・・・はぁ・・・。今・・・村に変な集団が来てて・・・」
少年は苦しそうに、そして懸命にディンに訴える。ディンは何となくそれを察すると、
「わかった。直ぐ向かう」
とだけ言うと、村へと走って向かった。
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