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雅紀叔父様は嬉しそう。
「・・・やっぱり、こいつに学院を任せて大丈夫なのか。」
お父さんは本気で心配してる。
「兄さん、ひどいよ」
雅紀叔父様は本気で落ち込んでいる。
「でも、美保ちゃんがお嫁に行っちゃったら、泣きそう」
雅紀叔父様はボソッと呟いた。
「雅紀叔父様?」
「僕は、純矢くんか里中くんなら良いよ。まぁ、直樹と親戚になるのは抵抗あるけど、里中くんはいい子だしね。美保を任せても安心」
お父さんはさらっと爆弾発言。
「私も。純矢くんか里中くんが息子になるのは良いわね」
お母さんまで同調・・・本人達の意思は無視ですか。
「お父さん、お母さん」
私が声を上げると、
「あら、美保と純矢くんが結婚したら良いわねって話は、優子さんと、二人が生まれた時からしてたわよ。」
「純矢は幼なじみだけじゃなく、許婚かもしれなかったって事・・・」
私はため息をつく。
「あら?」
お母さんは意外そうに私を見る・・・お母さんは私の初恋が純矢だって知ってるから。
「美保ちゃん、僕は味方だからね」
雅紀叔父様は力説してた。
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